ski時事
エルニーニョのせいだったのか、「正のインド洋ダイポールモード現象」のせいだったのか、この冬(2023年12月から2024年2月)は平年比+1.40℃(東日本・日本海側の12~2月の気温)で観測史上2番目の暖冬でした。 1番は4年前(2019/20)で、この時のは平年比+…
来る冬の寒候期予報が出ました。 エルニーニョの冷夏傾向をはるかに上回る勢いの「正のインド洋ダイポールモード現象」のせいでこの夏は記録的猛暑で、それは今も続いていて、その影響による高温傾向は秋の終わりまで続くようなので11月のシーズンインは厳し…
現在(8/4~31)、御嶽スキー場がクラウドファンディング(CF)を募集中です。 「ざぶん」の廃止を決め、ロッジ三笠を簡易宿泊施設と日帰り風呂へとリニューアル、第七休憩所やゲレンデ排水路のやり直しやリフトの座面交換もするのに800万円を目標として、目…
来シーズンのリフト券価格がポツポツと出始めています。 めいほう:5200→5500、ウイングヒルズ白鳥:5000→5500、御嶽:4300→4500、ニンジャ:3900→4500、戸隠:5000据置き、尾瀬岩鞍:5500→6000、など、「去年よりは上げ幅縮まるかと思ったけど、もしかする…
ニセコワイススキー場は2009年にリフト営業を休止、2015年にニセコ花園を所有する香港資本に買われてスノーキャット専用スキー場(スノーモービルパーク「ホワイトアイルNISEKO」)として利用されています。 麓にあったニセコワイスホテルは2018年で取り壊さ…
アースホッパー3年目となる2023/24シーズン利用分の内容と早割販売開始が発表されました。 リフト券以外のグリーンシーズンの利用は増えて充実しているようですが、リフト券利用については、スキー場数は変わらないものの大手の撤退が目立ち規模縮小となって…
岐阜県高山市にある「ひだ舟山スノーリゾート アルコピア」は2022/23シーズンをもって廃止となりましたが、これを継続させようというクラウドファンディングがありました。地元で13年ロッジを運営している人の主催で、3/11に目標金額200万円で開始し、4月末…
日本スキー場開発㈱が、岩岳の山麓エリアにある敷地の一部を、不動産(ホテル)開発を進めるために、有力な不動産ディベロッパー(国内法人だが現段階では非開示)に対して土地の譲渡に関する優先交渉権を設定したとする発表をしています。物件引渡日は早く…
菅平高原が裏太郎ゲレンデのファミリーコースに人工造雪機(ICS:アイス・クラッシャー・システム)を導入し、9月中旬から造雪を始めて10/20前後のオープンを目指すと発表しました。 当初のコース幅は15m弱とイエティなどと同様のヒモゲレンデですが、コース…
月山や乗鞍に滑りに行く人、サマーゲレンデに滑りに行く人、早期受注会に行く人と、シーズンの終わりと始まりが交差する時期になりました。 シーズン券に関しては、シーズン中に翌シーズンの早期販売を始めるところも出てきていますが、早割1日券も出始めま…
今シーズンはおそらく、日本の歴史上もっともリフト券価格上昇率の高いシーズンだったと思われます。 全国169のスキー場のリフト1日券の価格を調べたところ、平均価格の上昇率は7.2%となりました。(基本的にナイターを含まない日中券で8時間券なども含む。…
復活はもう諦めているが、どうなっているかは気になるチャオ御岳。 例年、12月から3月にかけての高山市議会の産業建設委員会や予算決算特別委員会などで議題になって議事録に載ることが多いのですが、今年2月22日の議事録までには「チャオ」というワードは登…
御嶽スキー場を巡って、前の指定管理者から指定管理継続を求めて提訴されていた王滝村ですが、解決金として2000万円を支払うことで和解が成立する見通し、と3月24日に信濃毎日新聞が報じています。 王滝村は2018年に「アンカー」と10年間の指定管理者契約を…
3月半ば以降、八方の積雪量が記録的に少ない状況が続いています。 兎平の積雪量は3月半ばからずっと、この10数年で最少です。この時期はこれまでだと90~185㎝だったのが、今年は30cmしかありません。4月末で過去20~120㎝なので、既に例年のGW中でも少ないレ…
コロナによる行動規制の緩和から昨シーズンからの増加は見込まれていたと思いますが、水際規制の緩和による訪日外国人客の回復は予想以上であったのではないかと思います。 県単位や全国的なデータが出てくるのはまだ先ですが、一部の自治体やスキー場(企業…
高鷲スノーパークが「4/16まで予定(目標)」としていた営業終了時期について、4/17以降も続けられる限り続ける意向を示しました。 近年は毎年GWまでを目標に掲げながらも、GWに営業できたのは4年前、8年前、10年前と過去10年で3回だけ。昨年は5/8目標を4/29…
この冬は昨シーズンに続いてラニーニャ現象が続く可能性が高いという予測もあり、今シーズンは低温多雪が期待されましたが、結果的には高温少雪のシーズンとなってしまいました。 9月発表の寒候期(12~2月)予報では、日本海側の降雪量は北海道・東北で多い…
木島平スキー場は、来シーズンから「スノーリゾート ロマンスの神様スキー場」としてリニューアルオープンするとのこと。すごいインパクト。 昨年3月に木島平村が民間譲渡の方針を発表し、「民間譲渡できない場合は休止や廃止も検討。村の施設としては維持管…
2月2日に星野リゾートから、運営するアルツ磐梯と猫魔スキー場をつなぐ連結リフトの建設計画が発表され、今春から2人乗りリフトの建設を進め、12月ごろの運行開始を目指す、との報道がありました。 ウェブ上に星野リゾートの建設計画そのものは見当たらず、…
老朽化は明らかで、いつ、どう更新されるのか注目されていたヒラフのエースフォーが、2024年冬シーズンに10人乗りゴンドラになることが発表されました。 https://www.tokyu-rs.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/20221005niseko.pdf ゴンドラはもうあるし…
対コロナ経済対策としての旅行費用補助制度とスキーの相性は悪いです。 冬はどうしてもコロナの流行が避けられないので。 一昨シーズンのGoToトラベルは第3波で年明け早々に終了しました。昨シーズンの県民割は雪無し県民には意味がありませんでした。 来シ…
ウイングヒルズ白鳥が、何かいろいろと大きく変えてきています。 ひとつは、これまで過剰とも言えるほどサービス満点だったシーズン券の大幅変更。 これまで、食事券7千円分・半額券7枚・レンタル7千円・初級スクール割引・アルペン1割引き(アルペングルー…
白馬さのさかスキー場の所有・管理者が、また変更になりました。 2014年に当時絶好調のマックアースが所有・管理者となるも、2015/16シーズンの雪不足で継続が難しくなり、2017/18シーズンはクロスプロジェクトグループに運営を委託、その翌年にブルーキャピ…
長野県木曽郡木曽町は、平成の大合併で木曽福島町・日義村・開田村・三岳村の4町村が合併して誕生しました。これによって、旧・木曽福島町の木曽福島スキー場、旧・開田村の開田高原マイアスキー場、旧・三岳村の御岳ロープウェイスキー場の3つのスキー場を…
復活させる表明は支配人がしていましたが、クワッドリフトは動かさず圧雪もせず、滑り込みはできるけど戻ってくるのは送迎バス利用の独立ゲレンデ的な運用とのこと。 ベース部に300mのTバーリフトを設置するということですが、どういう人用なのかはちょっと…
日本スキー場開発㈱の決算説明会資料が出ている。 冬の回復にグリーンシーズンの順調さもあり、1年で黒字転換を果たして一安心。 <ウインターシーズン> 国内客数は2019/20シーズンを超えた。2019/20は災害級の少雪にコロナによる春スキー強制終了という散…
チャオ御岳は国から土地を借りているのですが、3年間の敷地使用許可が契約満了となって更新されないことを飛騨森林管理署から通知された、と3/22の高山市議会・予算決算特別委員会で報告されたことが、3/23の高山市民時報に掲載されていたようです。 高山市…
2020/21シーズンまで3シーズン、おんたけ2240スキー場(現・御嶽スキー場)の指定管理者だった㈱アンカーとその現地法人王滝ツーリズムが、指定管理継続を求めて王滝村を提訴したとのことです。 王滝村は10年契約のところを3年で契約解除したのですが、昨年…
岐阜県高山市は、市営のひだ舟山アルコピアスキー場を来季限りで廃止する方針を明らかにしました。 高山市には、町村合併前の2004年には飛騨高山、鈴蘭高原、原山市民と3つのスキー場があり、2005年の合併でひだ舟山アルコピアとモンデウス飛騨位山が加わっ…
町村合併で同一自治体が複数のスキー場を抱えることになり、すべてを支えられずに整理を図るということは珍しくありませんが、そうして3つの市営スキー場を持つことになった岩手県奥州市は、その3つのスキー場について、「今後運営するスキー場の数は1つ…