さのさかと岩岳のモーグルコース

 今年は、白馬さのさかはモーグルやる気ないのだろうか。雪はもう十分だろうに、全然オープンしない。

 モーグルレーンを整備してるのは、パーク作ってるディガーさんだろうか(パーク作りはどちらかという「盛る」作業だが、ディガー=掘る人、の意味なので、コブを作ってる方がディガーらしいとも言える)。

 そういえば、例年は奥のゲレンデにいくつかパークアイテムがあった気がするけど、今年は何も書いてないのは、ディガースタッフが人員削減されたのだろうか。そうなるとモーグルもないのかもしれない。

 ほっといても春になれば勝手に自然発生して、しかもさのさかだとうまい人が集まってきれいなコブができそうだけど。

 岩岳は近年、パラダイスゲレンデにモーグルレーンを作っていたが、今シーズンはこのゲレンデのリフトを動かす気がない様子。

 年末はまだ麓は雪が少なめだったからかと思ったけど、3連休中も動かさなかった。

 真ん中の短いペアリフト(らいペア)を動かさないのは分かるが、中央高速リフトも休日しか動かさないし、パークゲレンデにしているノースも、パークをサウスに移して止めるくらいだから、パラダイスもよっぽど混まない限りは動かさなさそう。

 リフトのモーターは、固定循環式のペアリフトで100kWくらい、高速クワッドだと200kW以上になるだろうか。となると8時間稼働での電気代はおそらく1~2万円。人件費が最低2人、高速リフトだと4人必要となると1.5~3万円。シーズン通せば250~500万円。

 ゲレンデそのものを閉鎖すれば、圧雪車オペレーターの労働時間が短くなって燃料代も少なくなって整備コストが減るが、ノースゲレンデ1面分くらいではリフト休止よりも削減額はかなり小さそう。

 どちらも、コロナ禍で客数減が確実な中での緊急策であり、経営が傾かない限りは、コロナが落ち着けば元に戻るものと思うが、今シーズンはスキー場も客もいろいろと我慢のシーズンにならざるを得ない。