データいろいろ

 人気スキーブログ「スキー凸凹研究所」に、「スキー場 カテゴリー別 ランキング まとめ」という記事がある。

 これに「スキー場数が多い市町村」というカテゴリがあり、11か所の新潟県湯沢町に次いで、10か所で新潟県南魚沼市岐阜県郡上市が並んでいた。

 湯沢町南魚沼市はともかく、郡上市は「なるほどそうか」という感じ。多いことは知っていたが、全国2位タイとは思わなかった。

 ということは、09/10シーズンに「加山キャプテンコースト」が閉鎖してから、「しらお」が閉鎖する17/18シーズンまでは、郡上市湯沢町と並んでトップだったのか、と思ったが、17/18シーズンまでは「ルーデンス湯沢」が営業していたので、やはり湯沢町が単独首位。

 「凸凹研究所」でも書かれているが、湯沢町のすごいところは町村合併無しでこの数というところ。郡上市南魚沼市も町村合併によってこの数になっているし、8か所で4位の妙高市みなかみ町もしかり。湯沢町には廃止されたスキー場が8つあるということで、「平成の大合併」前はおそらくダントツだったのではないか。郡上市が2位タイとというのにピンとこなかったのも、高鷲村や白鳥町や明宝村のイメージが残っているからだろう。

 他に多そうなのは、白馬村は現在5つで、なくなったのは「ハイランド」「みねかた」の2つくらい。実は大町市も、今は「鹿島槍」「爺が岳」の2つになってるけど、「ヤナバ」「青木湖」「大町」「ヤナバパラレル」と4つなくなっていて、最盛期は6つあった。小谷村・白馬村大町市と合併して「白馬市」にでもなってたら、それでも現在10で2位タイか。札幌市も現在の6つになくなったのが4つで最盛期で10となると、湯沢町の首位は揺るがなさそう。

 「地理部門(日本)」というカテゴリで「最北端のスキー場」として「久種湖畔スキー場」(礼文島)、「最東端」として「ウトロ」、「最高地点」として「千畳敷」が挙げられているが、これらはロープトゥのみのスキー場。索道のあるスキー場としては、最高地点は「渋峠」、最北端は「こまどり」(稚内市)、最東端は「標津町営金山」。

 「多くのスキー場で利用できる共通シーズン券」が「抽選を含む」なのはいかがなものかと。「長野県共通リフトシーズン券」(大人3万円)はおよそ60か所以上で使えるが、買えるのは抽選200人。競争率は何倍なんだろう?これは別枠でいいのでは?

 2位の「スノーリゾートクラブ 共通シーズン券」は、数は多いが使えるスキー場が全体的にやや小粒な印象。長野県14、新潟県4(湯沢パークが抜けている)、福島県5なので、5.8万円の価値を出せるのはやはり長野県民か。

 3位の「マックアース30」改め「マックアースジャパン」は、マックアース直営は25から一気に9つ減って16になったが、うち5つは提携という形で継続、他に提携先の新規1・解消2で提携先が4つ増えて、共通シーズン券の利用先は5減の26で踏みとどまっている状況(30を大きく割り込んだことで改名)。だがいずれにしろ、利用者の多くは奥美濃の高鷲SP・ダイナ・鷲ヶ岳・ホワイトピア狙いなのは変わらずかと。

 「抽選は含むが誰でも買える」を条件にして住民限定のものは除外しているが、含めたところで「使えるスキー場数」の上位は大きくは変わらないだろう。ただ、湯沢町民限定のシーズン券については、11か所というのもおそらくはマックアースジャパンに次ぐ数だろうし、苗場・かぐら・ガーラとその顔ぶれが豪華で、小中学生1万円(3人目からは5千円)、その両親2.5万円(2人目は1.5万円)、高校生1.5万円、55歳以上2.5万円、一般町民4.5万円(一般町民のみ住民登録から1年以上経過必要)と安く、コスパは最強。欠点は、使えるのが4/7までというところか。

 住民限定のシーズン券というものが湯沢町以外にどれだけあるのかは知らない。「凸凹研究所」でも調べていないのは、大勢の人に刺さらない情報だからなのか、調べるのが大変そうだからなのか。ただの興味本位ではあるが、誰か網羅的に調べてまとめてる人いないかな。