チャオ御岳、その後_2024(進展なし)

 このはてなブログには「アクセス解析」に「最近のアクセス傾向」として、どこからこのブログにきたのかの「アクセス元サイト」とその比率や、それぞれのアクセス元サイトごとによくアクセスされているページ(アクセス先ページ)とその比率が表示されます。

 今だと、アクセス元は67%がグーグル、ヤフー検索が19%、Bingが11%となっています。スマホからが多いとサファリが多くなりそうですが、スマホからは少なくPCからが多いのでしょう。PCの検索サイトのシェアがそんなものなのかと思われます。

 人気アクセス先ページはなぜかアクセス元によって結構異なり、グーグルからだと「Mt.乗鞍売却検討報道に思う」が12%でとうとう単独首位、「ニセコワイスはいつ復活?_1」が9%で2位、ヤフー検索からだと「チャオ御岳、その後」と「チャオ御岳のセンターハウス、競売公示中」が11%で同率1位、Bingからだと「スキー場休廃止数の推移と近年まとめ」が21%でトップ、続いて「ニセコワイス、2024/25シーズンにいよいよ復活?」が17%で2位となっています。

 Mt.乗鞍は話題として今が旬ですが、ニセコワイスとチャオはコンスタントに上位にいて、他に扱っているところがほとんどないようです。「チャオ御岳、その後」はグーグルでも6%で4位、Bingでも7%で4位タイと、赤丸急上昇中のMt.乗鞍を除くと総合首位かもしれません。

 チャオ御岳に関しては2023年4月にその後の状況についての記事を書いたのが最後で、その後調べてもいなかったのですが、今回1年半ぶりに調べてみました。

 2022年3月の高山市議会・予算決算特別委員会で国有地の貸借契約が打ち切られたという話が出た後は2023年12月に定例会で取り上げられるまで何の報告もなく、定例会では議員から市に対して、市民や議会に何の報告もないことの指摘がされていました。

 市としては、何の進展も見られないから報告することがない、という回答なのですが、議員からの質問に対してその後の状況についての説明がされています。

 市によると、

「施設の所有権を優福屋100%出資の法人から飛騨森林都市企画㈱に移転することを国から求められていることについては、現在も所有権は移転されていない。」

「土地使用料については、2022年度分までは全て完納したと聞いているが、現在も施設は残ったままとなっているので、このまま許可のない使用が継続すると2023年度分の損害賠償金が発生することが考えられる」

「土地は使用許可を受けていた飛騨森林都市企画㈱が原状回復をして国へ返還するということになっていて、2023年度以降の損害賠償金についても飛騨森林都市企画㈱がその責任を負うこととなる。」

高山市としては、これまで関わってきた自治体としての社会的な責任については認識をしているが、株主としては土地の原状回復であるとか債務の返済等の法的な責任はない。」

「優福屋の実質的な代表からは、再建に向けて複数の企業があそこの場所を使って事業を実施することについて興味を示していると聞いているが、それが具体的なものではないから、早急にそういったものを示してほしいということを繰り返しお願いして対応を求めている」

ということで、つまり何も動いていません。

 議員の説明責任に対する指摘は、チャオ御岳の所有企業である飛騨森林都市企画㈱の過半出資者(親企業)である優福屋が、2022年7月に成立された合同会社Fに同年8月に会社分割をしていることの影響についてが発端で、優福屋の実態がますますよく分からなくなっているという動きはあったようです。

 これが約1年前時点の最新情報で、この市議会でのやりとりについては翌日に岐阜新聞が「休業5年のスキー場「チャオ御岳」国が返地要求、再開方針示されず無許可状態」という見出しで記事にしていました。

 「再建に向けて複数の企業があそこの場所を使って事業を実施することについて興味を示している」というのはもちろん眉唾物で、なぜ飛騨森林都市企画㈱を清算してしまわないのかは謎のままです。