24/25シーズンも値上げは続く

 1日券の24/25シーズン価格が出始めていますが、大手人気スキー場は今年も大幅値上げが続くようです。

 当日窓口価格は、八方は7200円から8000円に、キロロは7400円から8000円に、五竜47と志賀高原は7500円から8000円に、焼額は7000円から7500円に、アライは6600円から7500円に、栂池は6400円から7500円に、斑尾は1日券をなくして1時間単位で使える時間券だけになって昨年の1日券6500円から7h7700円又は5h6500円にと値上げです。

 これらを3年前と比べると、

 八方:5500→6500→7200→8000(+2500/+45%)

 キロロ:5900→6500→7400→8000(+2100/+36%)

 五竜47:5500→6000→7500→8000(+2500/+45%)

 志賀:6000→6500→7500→8000(+2000/+33%)

 焼額:5300→6000→7000→7500(+2200/+42%)

 アライ:6000→6000→6600→7500(+1500/+25%)

 栂池:5500→5900→6400→7500(+2000/+36%)

 斑尾:5000→5500→6500→7700(+2700/+54%)  です。

 3年前から昨シーズンの2年間で、ルスツは6500→11500(+5000/+77%)、ニセコモイワは4800→8800(+4000/+83%)、谷川岳天神平は4000→7500(+3500/+88%)などと、すでにもっと短期間に大きく値上げされているところもありますが、500円どころか1000円を超える値上げも珍しくなくなってきました。

 ただ、ルスツはweb購入だと9700円と1800円の大幅割引、五竜も使用済みリフト券へのチャージであれば1000円引きと、他にも高価格帯では500円割引が珍しくなくなり、窓口価格だけでの単純比較だけでは不十分になってきてもいます。

 五竜47はセンターハウスでの団体客受け入れ能力の高さでデフレ期から人気を高めていましたし、ここ数年は雪不足が続いたことで北斜面が多くシーズンの長いことが評判として定着した感があり、客数は八方を上回るシーズンが続いており、昨シーズンは1日券価格が五竜47の単独首位(白馬エリア)になって客入りを反映した形となっていましたが、24/25シーズンは1日券価格については八方が追いついてきました。(客入りで追いつくのはゴンドラ架け替えやセンターハウス建設や駐車場整備がされないと難しそうですが)

 3年前は5500円以上が26か所しかなく7000円以上はニセコ全山だけだったのですが、トップ25の価格は2年前には5900円になり、昨シーズンには6500円になっています。昨シーズン6000円台後半だった11か所のうちアライと斑尾がすでに7000円以上になっており、他も7000円以上になってもおかしくなく、トップ25が7000円になりそうです。3年連続で500円ずつくらいの上昇ということになります。

 ローカルゲレンデでは値上げせずやしても数百円というところも多く、人気スキー場の大幅値上げが続くことでスキー場によるリフト料金格差はますます広がりそうです。(デフレ期のローカルと大スキー場との価格差が小さすぎたのであって正常化に向かっているといえばそれまでですが)