御嶽スキー場、チャンピオンゲレンデ復活!

 復活させる表明は支配人がしていましたが、クワッドリフトは動かさず圧雪もせず、滑り込みはできるけど戻ってくるのは送迎バス利用の独立ゲレンデ的な運用とのこと。

 ベース部に300mのTバーリフトを設置するということですが、どういう人用なのかはちょっと不明です。「95%が非圧雪」というのは、Tバー部分だけ圧雪するのか、そのためだけに下に圧雪車を置くのはもったいないから滑り込み部分だけなのか。

 すべて自己責任エリアで、1月中旬から2月下旬までのオープン予定と、「ハイクアップ可能で山岳スキーの練習やセミバックカントリー等」と言うように、八方のおむすびやニセコのゲート外のようなものということでしょうか。(戻りはバスですが)

 チャンピオンクワッド乗り場からセンターハウスまでの道路距離は4.5㎞なので、ピストンすれば30分間隔は可能です。クワッドで圧雪バーンなら10分間隔での滑走も可能ですが、非圧雪でクワッドがあっても15~20分間隔になるのなら、30分間隔で滑るなら意外とそう悪くないのかもしれません。

 でも、降雪は少ないし、標高もメインバーンより低く、そんなに標高差があるわけでも距離があるわけでも斜度があるわけでもなく(チャンピオンクワッドは長さ1288m・高低差260m)、バスでグルグル回すほどの魅力があるかとなると正直微妙です。夜間にまとまった降雪があった日以外は「行ったら1本くらいは滑っておく」感じかもしれません。

 スキー場webサイトを見ると、第7休憩室の扉を新しくしたとか(将来的には建て替えたいとも)、新型の人工降雪機を導入したとか、設備投資も伺えます。やる気十分なのはよいですが、前の指定管理者に訴えられた件はどうなったのか。

 王滝村が諦めることは村が財政破綻しない限りはないとは思いますが…。