来る冬の寒候期予報が出ました。
エルニーニョの冷夏傾向をはるかに上回る勢いの「正のインド洋ダイポールモード現象」のせいでこの夏は記録的猛暑で、それは今も続いていて、その影響による高温傾向は秋の終わりまで続くようなので11月のシーズンインは厳しいだろうと覚悟はしていました。
エルニーニョの冬はどちらかと言えば暖冬傾向ではありますが、暖冬だったのも少雪だったのも3~4割程度であり「暖冬ではない冬」のことの方が多いという事実に期待をしていたのですが、気温に関しては残念な寒候期予報となっています。
12月~2月の気温は、平年より低い:並み:高いの確率が、
北海道/東北 2:4:4
その他の地域 1:3:6
と、北日本はまだしもそれ以外は暖冬確率が6割となっています。寒候期予報で1割や6割という数字が出るのはちょっと珍しいかと思います。
日本海側の降雪量についても、平年より少ない:並み:多いの確率が、
北海道 4:3:3
東北 4:4:2
その他 5:3:2
と、北はまだましだが北陸から西(南)は少雪確率が5割となっていて、気温ほどではないけれど悲観的な数字です。
新たな3か月予報も出ており、こちらでの12月の気温予報は、
北海道/東北 3:3:4
関東甲信/東海/北陸 2:4:4
近畿/中国/四国/九州 2:3:5
とこちらも西ほど高温確率が高いですが、寒候期よりは少しましな数字となっています。
寒候期予報はあてにならないのが通例ですし、高温少雪だとしても問題なのは程度であり、平年並みよりであれば近年ではましな部類かもしれません。
何とか、3~4割の確率の「平年並み」になってくれることを願うばかりです。