高速道路の開通情報等

もっぱら中日本エリアの高速道路開通情報等についてまとめてみました。

 

・2022/4/1無料化済み:新和田トンネル

 岡谷ICから小諸方面への国道142号和田峠をバイパスするための道路。もっぱら、名古屋方面からブランシュたかやまスキー場へ行く際に便利になりますが、有料道路代を節約して岡谷から下道で湯ノ丸・鹿沢・高峰マウンテン・佐久パラダなどに行く際も便利になります。(そんな人ほとんどいませんが)

 利用が計画を上回り予定より3年前倒しでの無料化となりましたが、このトンネル単独ではもともと2003年償還予定(1978年供用開始)だったところを別のトンネル工事を第2期工事として合算での会計処理にしたことで2025年になったとの経緯を知ると、ちょっと複雑な気持ちになります。

 

・2023/3/19開通済み:中部縦貫道・勝原IC-荒島IC-大野IC;10.0㎞(無料区間

・2023年秋開通予定:中部縦貫道・九頭竜IC-下山IC-勝原IC;9.5㎞(無料区間

 もともとはあわせて2022年度中の開通予定でしたが、トンネル工事の難航で半分は半年遅れとなりました。油坂峠-九頭竜IC間も工事が進んでおり、岐阜県-福井県間の山間部を通る高規格道路(白鳥IC~松岡ICは無料区間)が繋がるのももうすぐです。

 

・2024年度中開通予定:東海環状道・山県IC-岐阜IC-糸貫IC-大野神戸IC;18.6km・北勢IC-大安IC;6.6km

 これでようやく東海北陸道(美濃関JCT)から名神(養老JCT)までの左上部分が繋がり、スキー帰りの一宮JCT渋滞が大幅に緩和されるものと期待できます。土岐IC-美濃加茂IC;19.9kmの4車線化も同時期までに完了予定です。

 

・2025年2月無料化(?):白馬長野有料道路

 ウィキペディアでは「要出典」の注釈が付けられています。1995年2月16日の供用開始は確かとして、「料金徴収期間-30年間」にも「要出典」が付けられており、ネット検索で償還期限の規定を見つけられませんでした。実際のところが分かりません。

 一般道もそんな険しいわけではないので使ったことがありませんが、無料になればもちろん使います。路面積雪・凍結時は少し気が楽になります。

 

・2026年春開通予定:中部縦貫道・油坂出入口-九頭竜IC;15.5㎞(無料区間

 これで高山ICから福井ICまで富山方面周りで188.8㎞なのが135.6㎞に3割近く短縮されますが、この路線に関しては速達化よりも災害に対する強靭化がメインと思われます。

 中部縦貫道はこれで残すは松本~高山ですが、こちらは北アルプスを抜ける難工事区間であることから事業化もされていない区間もあり、全線開通の目途は立っていません。

 高山ICから東に9.5㎞の丹生川ICまでは2013年の着手から工事が進んでいますが、当初2023年度予定だった開通時期は延期されて未定となっています。松本JCT(長野道)から西に5.3㎞の波田ICまでも2021年1月に本線工事が着手されていますが、開通時期は示されていません。

 波田ICから中ノ湯IC(安房トンネル)までと平湯IC(安房トンネル)から丹生川ICまでは事業計画も立てられていませんでしたが、この2月に、平湯ICから丹生川までの途中の日面(飛騨大鍾乳洞付近)までの区間については、現道(国道158号)のバイパス道路として80㎞/hで走れるほぼトンネルの道路(中間地点のほおのき平スキー場付近に中間IC設置)を整備する案が示されました。路面ドライ時はともかく、冬期は積雪・凍結が多く運転に気を使う区間であり、ほおのき平スキー場や平湯温泉スキー場へのアクセスが楽になります。(案のとおりに事業化されたとして完成は10年以上先になるでしょうが)

 最も道路幅が狭い波田IC-中ノ湯IC間については、トンネルを掘り直しての現道の改良工事はされていますが、高規格道路がつくられることはなさそうで、中部縦貫道は未完の路線となりそうです。

 

・2026年度中開通予定:東海環状道・養老IC-北勢IC;18.1㎞(全線開通)

 2012年頃は2020年度完成予定だったのが用地取得の難航などで遅れ、2020年3月の発表時も「用地取得が順調なら」という条件付きでの2026年度中開通予定となっています。これで豊田東JCT(新東名・伊勢湾岸道)から新四日市JCT新名神)までの全線開通となります。

 豊田東JCTから美濃関JCTまでの東半分の開通は2005年3月だったので、遅れること21年での西半分開通となります。東半分の開通で三河方面から奥美濃のスキー場へのアクセスがよくなりましたが、西半分の開通で三重方面や奈良・和歌山・大阪南部から奥美濃へのアクセスがよくなります。(まずます奥美濃が混んで宿泊客が減る?)

 

・2024年度中開通予定:新名神・大津JCT城陽JCT/IC;25.1㎞

・2027年度中開通予定・新名神・八幡京田辺JCT/IC~高槻JCT/IC;10.7㎞(全線開通)

 枚方トンネル工事の難航で当初の2023年度予定からは延期になりましたが、今のところ2027年度に全線開通予定です。なお、新東名についても、新秦野IC-新御殿場IC間25.2㎞の開通による全線開通が2027年度中予定となっています。

 

・2037/12/6無料化予定:安房峠道路

 1997/12/6の供用開始から40年での償還予定で、まだまだ先は長いです。

 

・無料化時期不明:志賀中野有料道路

 1995年3月の供用開始ということから、償還期限が30年なら2025年3月に無料化されるはずですが、白馬長野有料道路同様、償還期限が分かりません。こちらも自分では使ったことがありませんが、無料なら使うこともあるかと思います。