結局はGoTo停止でキャンセルしたが、久しぶりに旅行代理店で旅行商品を予約した。
以前は、泊まりのスキーといえば基本的に旅行代理店でカタログから選んでいた。通勤経路上の小型ショッピングモール内の旅行代理店をよく使っていた。
しかしそのよく使っていた旅行代理店はとっくになくなっており(跡地は休憩スペースになっている)、同じモール内にJTBがあったのでそこで予約した。
しかしJTBも、コロナのせいで17時受付締切・18時閉店と平日の仕事帰りには行けず(ケータイショップのように事前予約が推奨されていた)、休日にわざわざ出向くことになった。
JTBの場合、会員登録すれば、店頭で予約した旅行の変更やキャンセルはwebからできる(専用webサイトにログインしてメッセージを送ると代理店の人が対応してくれる)ので、キャンセルのためにまた休日に出向くことはなかったのはよかったが、17時締切は不便すぎる。
キャンセルを受け付けた証拠としてクレジットカードの処理伝票が郵送されてきたのだが、その封筒の中に、2/15で閉店する旨のお知らせが同封されていた。
振り返ると、旅行代理店を使ったのは2013年が最後だった。その後はすべてネット予約だ。
そう考えれば今どきよく旅行代理店が残っているものだとも思うが、ネットに不慣れな高齢者が中心だから17時受付終了でもあるのだろう。
これで通勤途上に旅行代理店はなくなったかもしれない。通勤経路を外れて、駅前か大型モールに足を伸ばす必要がある。
しかしまだまだ減るだろう。もともとネット予約への移行で風前の灯だったのが、コロナで一気に加速した。
しかし、改めて、複数の交通機関と宿泊がパッケージされた旅行商品は便利だと実感した。個々に予約し、キャンセルも個々に行うのは、それが個人旅行の基本であり、ネットで劇的に楽になったとはいえ、結構な手間だ。
ダイナミックパッケージやLCCの台頭で、従来型のパッケージツアーの価格メリットはずいぶんと薄くなったが、スキー旅行におけるリフト券のように、オプションのアクティビティが安くつけられるといったメリットはまだ残っている。
旅行代理店が減るのは仕方ないし、パッケージツアーもなくなりはしないだろうが、今は代理店経由でしか申し込めない旅行商品が旅行会社のwebサイトから予約可能になれば便利だし、そうならざるを得ないのではないだろうか。
目的が明確な客相手の値段勝負ではネット予約にかなうはずがない。手続き代行にも価値はあるが、より高付加価値化を図らなければ店舗コストを賄うのはどんどん難しくなっていくだろう。
目指すべきは、何となく旅行がしたいと思っている人にアプローチして、その人の希望を聞き取り、その人の知らなかった旅行を提案するといった、コンサルティング型だろうか。しかしそれこそAIに取って代わられそう。