チャオ御岳は、特別好きなわけではないが、嫌いでもなかった。どちらかという、まあ案外と好きな方だった。
2000/01シーズンに初めて行ってから毎年のように滑っていたが、おそらく少なくない人がそうであるように、1月上旬が2回あるだけであとは春分以降しか滑ったことがない。だが思い出は多い。
あまりの寒さに早めに切り上げたが、昼3時頃で道路の温度計が-10℃になっていて驚いた。
春分の頃に行くと、すでに緩み切っている奥美濃エリアとの雪質の差に感激した。
国道からゲレンデまでの区間で猛吹雪になり、ワイパーに氷雪が付いて拭き取らなくなって危なかった。
駐車場で車中泊して朝起きたら、車のガラスの内側がビッシリと凍っていた。
初めて高山方面ルートを通った時、すれ違いできないトンネルや、日陰に凍結が残る幅の狭い急坂にドキドキした。
4月中旬に濁河側から行こうとして、それまで道路上に雪はなかったのに最後の区間は日陰で深い轍ができていてひやひやした。
こうしてみると、ゲレンデではなく、その寒さや往復でのことばかりだな。しかし、最初の-10℃以外、猛吹雪も車内凍結もすべて春分以降というところが、さすがチャオ。
ゲレンデについては、30代の頃は斜度に不満を感じていたが、加齢とともにあれくらいでも、あるいはあれくらいが気持ちよくなってきていた。GWにイーストコースだけだと、さすがに飽きそうでわざわざ行くかどうか躊躇するのだが、行ってしまえばグルグルと回していた。
そういえば、春にばっかり行ってるわりには、ストップスノーになった記憶はあまりない。緩む途中でストップスノーになったが、天気がよくて水が浮いたシャバ雪になってまた滑るようになった、という記憶はあるが。
かぐらスキー場の月別客数は、12月が最も多く、次いで3月、4月ということが多いのだが、チャオもそうだった可能性が高い。そのためか、ガラガラに空いているという記憶がない。むしろ、GWに混んでいる印象が強い。最後に滑った2018/4/29などはべらぼうに混んでいた。
1月上旬と春分以降と書いたが、2010年以降は春分どころか4月中旬以降しか行ってなかった。ということは、ウエストコースとショートコースを滑ったのも2009年が最後かもしれない。
ウエストは空いていた記憶しかない。コース幅いっぱい(といってもそんなに広くはない)の大回りが気持ち良かった。最後の急斜面は、その先がほぼ平らなので暴走しても安心。というか、減速してたらゴンドラまではかなり漕ぐことになり、それが嫌ならペアリフトに乗ることになるが、レッスンやらで混んでいることも多かった。
最後に急斜面があってしかも漕ぐから、初級者が避けて空いていたのだろう。あるいは、イースト・センター・ウエストと3コースともオープンしていれば、ゴンドラでしか滑れない部分がすべて混むということはないか。輸送力的に。
中腹のリフトが動いていたのはいつまでだったのだろう。と思って手元のゲレンデガイドを見ると、2008年のには載っているが、2010年のには載っていなかった。といって、2008年に動いていたかはあやしい。何せ、乗った記憶がないどころか、動いているのを見た記憶もおぼろげなくらいだから。
1998年オープンで2002年度が最高客入りなんだから、2008年くらいまでは動いててもおかしくないはずだが、「あるけど動いてない」印象が強い。ハイシーズンしか動かしてなかったのかな。
GW過ぎまで滑れるのはいいが、それでもあの標高で北斜面の割には早いとも感じる。降雪量が少なく晴天率が高いからだろう。降雪機を増やせばかぐら並みに5月下旬まで滑れてもよさそうなもんだがどうだろう。