ski考察

スキー場関連のクラファン _3(木曽福島スキー場)

木曽福島スキー場が、去年の12月から今年2月まで、ゲレンデ中腹にあるレストランにデッキテラスを作るために、目標金額100万円で募集していた。 ここも目標未達でも成立するタイプで、「建設の資金の一部として利用させていただきます」とあるように、少しで…

スキー場関連のクラウドファンディング _2(秋田八幡平スキー場)

昨年秋に、秋田八幡平スキー場が圧雪車修理のプロジェクトを募集していた。 300万円目標は未達でも成立するタイプだが、198人から305.2万円を集めて達成している。300万円あれば修理費全額賄えるということだったのか、あるいは300万円では足りないが少しで…

スキー場関連のクラウドファンディング _1(いいづなリゾートスキー場)

スキー場関連のクラウドファンディングを検索したところ、チャオ復活プロジェクト以外に3つあった。 最初はいいづなリゾートスキー場のゲレ食復活プロジェクト。これはクラウドファンディングが今ほどメジャーではなかった時期で、ニュースになっていたのを…

続・伊吹山スキー場

昔のゲレンデガイドには2000台分の駐車場があったことになっているが、どこにあったんだろうか?グーグルアースを見る限り、ゴンドラ前の今は畑になってるところくらいしかなさそうだが、そうだったんだろうか。土で固めていたのを畑に戻したのか。 そこだっ…

伊吹山スキー場

先日、伊吹山を登ってきた。伊吹山に行くのは初めてで、2007/08シーズンまで営業していたスキー場を滑ったこともない。 2010年にリフト撤去されてから10年になるが、登山口付近には往時の看板が残っているし、登山コース上からはゲレンデであった景色が見て…

ユーチューバー

数年前から、小学生のなりたい職業ランキングの上位に「ユーチューバー」がランクイン、というニュースを目にする。 まあ、アイドルやお笑いタレントと同しで、それが今の小学生にとってはユーチューバーというだけなんだろうな、くらいに思っているのだが、…

奥美濃ゲレンデの道路事情 _2

(前回から続く) 09年7月に白鳥ICまで4車線化されてから、高鷲ICまで4車線化される18年11月までの間、国道156号の高鷲ICと白鳥ICの間の、ウイングヒルズ方面からの合流地点で、合流地点手前数kmから白鳥ICまで、週末夕方渋滞が常態化していた。 逆にいうと…

奥美濃ゲレンデの道路事情 _1

奥美濃エリアでは、1989年にめいほう、90年にウイングヒルズ白鳥、92年にホワイトピアたかすができている。この時期にローカルゲレンデがいくつかなくなっているようだが、99年に高鷲スノーパークができて以降は、2004年に油坂スキーパーク、2011年にイトシ…

ニセコワイスはいつ復活? _2

(前回の続き) ニセコワイススキー場の標高は、ワイスホテル跡地付近で450m、ワイスホルン山頂は1045m。スノーキャットでは940m付近まで行くようで、グーグルマップの衛星写真でもそのあたりにリフト降り場らしき構造物が見えるので、そこまでが営業エリア…

ニセコワイスはいつ復活? _1

ニセコワイススキー場は、最盛期にはリフトが5基あったというが、2009年でリフト営業を休止してスノーキャット専用のゲレンデとなっている。 そのニセコワイススキー場を、ニセコ花園を運営している会社が買収したのは2015年。その後、2018年には、花園第1ク…

温暖化の影響

これでここ5年のうち4年が、年内に全面可となるスキー場がほぼない状況。バブル期から滑ってはいるが、スキー場のオープン状況を注視するようになったのはせいぜいこの10年なので、この5年がどの程度異常なのかを長期的・定量的に判断できるだけのデータがな…

電子チケット

リフト券の電子チケット販売が増えてきている。 JTBで、スキー場のカウンターでスマホ画面をみせてリフト券に引き換えるタイプのものの取扱いが増えている。早割だけでなく、シーズン中も販売して前日まで購入できるものや、当日購入で使えるものもある。 早…

設備更新

野沢温泉の長坂ゴンドラ架け替えは、2015年から「2020年頃予定」と報じられていたが、ホームページで「2021シーズン 新長坂ゴンドラ」と発表されている。設備更新を1年前から大々的に告知するなんて初めて見たが、工事が順調ということか。 中間駅をなくし経…

リフト券IC化の目的(メリット)は? -3

保証金が必要なのはIC化のデメリットだが(大した手間ではないのだが地味に面倒くさい)、八方に続いて志賀高原も保証金なしにするとのこと。どこもそうしてくれればいいのにと思う一方で、結局そのコストは利用者が負担していると思うと複雑。 RFIDの値段が…

リフト券IC化の目的(メリット)は? -2

当初のICリフト券はセンサーまで数cmまで近づけないと反応しなかったので、紙リフト券の場合と同様のリフト券ホルダーがないと不便だったが、近年のRFIDタイプならセンサーから数十cm離れていても大丈夫なので、ICリフト券を入れておく場所をほぼ問わなくな…

リフト券IC化の目的(メリット)は? -1

野沢温泉が今シーズンからICゲートシステム導入とのこと。そういや紙だったか。今さら感もあるが、何が狙いなのか。 リフト券IC化の目的(メリット)は、一般的には、複数の索道会社で構成されている場合、どのリフトがどれだけ輸送したのかを簡単・正確に記…

スキーバブル、デフレ、その終わり -3

この10年足らずで、ニセコ全山以外も、ニセコヒラフ1日券が4900円→6200円、ヒラフ8h券が4400円→5700円、ビレッジは8h券がなくなり1日券が4500円→5900円、ルスツが5000円→6200円、キロロが4700円→5900円、富良野が4200円→6000円、トマムが4800円→5900円と、北…

スキーバブル、デフレ、その終わり -2

東日本大震災以降、コト消費へのシフトが鮮明になり、レジャー市場が下げ止まる。スキー客数も、震災前後を底に一旦は下げ止まるスキー場が増えた。 リフト券価格は、客数の下げ止まり傾向もあり、2010年頃から、一度下げた価格を元に戻すのも含め、大手を中…

スキーバブル、デフレ、その終わり -1

日本のいわゆる「バブル期(バブル経済)」というのは、一般的(経済統計的?)には1986年12月から1991年2月までの好景気期を指し、政府見解としては「好景気の雰囲気は1992年2月まで維持されていた」らしい。 日経平均株価が史上最高値をつけた1989年末が「…

18/19シーズンを振り返る

18/19シーズンは、降雪が遅くオープンが遅れたうえに、全体を通して雪の少ないシーズンだった。2月下旬から気温が高くなったが4月上旬に冷え込み、2月下旬から4月上旬までずっと3月下旬並みの気温だった(奥美濃エリア)。 日本海側のシーズンを通じての降雪…

皆川氏の発言に思う -15

引き続き「元アルペン代表・皆川氏 「スキー界の国技館」構想を語る」より。 聞き手:売り上げや会員数の目標はありますか。 皆川:売上高100億円、会員数100万人という目標を掲げています。世界を見渡してもここまで成長したスキー団体はまだありません。「…

皆川氏の発言に思う -14

引き続き「元アルペン代表・皆川氏 「スキー界の国技館」構想を語る」より。 皆川氏:連盟全体の収入は年間9.6億円から13.4億円に拡大する見通しが立ちました。収入のうち選手の強化に投じられる資金は現在、年間9.6億円程度です。これを13億円まで増やすこ…

皆川氏の発言に思う -13

引き続き「元アルペン代表・皆川氏 「スキー界の国技館」構想を語る」より。 皆川氏:私の夢は、年間を通じてスキーやスノーボードができる自前の室内スキー場を持つことです。世界に目を転じれば、約40カ所に屋内スキー場があり、ビジネスが成り立っていま…

皆川氏の発言に思う -12

続いて、2019/4/16に日経ビジネスのウェブサイトに掲載されたインタビュー「元アルペン代表・皆川氏 「スキー界の国技館」構想を語る」より。 聞き手:連盟の役員に加わってから、収益性を追求すべく大ナタを振るっていますね。モデルとしているスポーツ団体…

皆川氏の発言に思う -11

引き続き、スポーツくじ関連のウェブサイトでのインタビュー記事「希代の名スキーヤーが第二の人生を“スキーの未来作り”に捧げた理由」から。 「(中国は国策としてスキー・スノーボードの競技人口3億人を目指している。)天然雪が降らない隣国で3億人に増え…

皆川氏の発言に思う -10

引き続き、スポーツくじ関連のウェブサイトでのインタビュー記事「希代の名スキーヤーが第二の人生を“スキーの未来作り”に捧げた理由」から。 ”日本では最大1,860万人いた競技人口は現在、700万人を割り込むほど、落ち込んでいる。” これは皆川氏の発言では…

皆川氏の発言に思う -9

続いて、スポーツくじ関連のウェブサイトでのインタビュー記事「希代の名スキーヤーが第二の人生を“スキーの未来作り”に捧げた理由」から。 「日本のスキー界のルールに疑問を感じることもあり、当時、自分は正しいと思って競技の普及・発展を目指す選択をし…

皆川氏の発言に思う -8

NumberWebの「NSBC補講Ⅳ 皆川賢太郎のスキー革命論」の2018/11/29「一年じゅうスキーができる国をつくる。皆川賢太郎が考える屋内施設の価値」より。 「現在中国のスキー人口は1600万人と言われています」「中国が国策として目指すところはさらに高いところ…

皆川氏の発言に思う -7

NumberWebの「NSBC補講Ⅳ 皆川賢太郎のスキー革命論」の2018/11/29「一年じゅうスキーができる国をつくる。皆川賢太郎が考える屋内施設の価値」より。 「今後日本にスノードームが建設されることはあるのかといえば……私は可能だと考えています。」「ここでポ…

皆川氏の発言に思う -6

NumberWebの「NSBC補講Ⅳ 皆川賢太郎のスキー革命論」の2018/11/29「一年じゅうスキーができる国をつくる。皆川賢太郎が考える屋内施設の価値」より。 「今後日本にスノードームが建設されることはあるのかといえば……私は可能だと考えています。」「ここでポ…